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成城から各地へ
成城石井という高品質スーパーマーケットがあります。
元々、東京世田谷の成城の出ですが、今では大阪を始め地方にも展開しています。
最近は駅ナカなどに重点を置いて出店しており、地方でも認知度が上がってきています。
総合スーパーや他の食品スーパーの売上が不振の中、成城石井は別世界にあるようです。
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決して安くはない
世間では高級スーパーと考えられており、価格は決して安くはありません。というよりも、ナショナルブランドではなく、海外ブランドや成城ブランド商品に力を入れているため、単純に比較は出来ないのです。
何が客を惹きつけるのか
顧客優先の原則
とにかく顧客のニーズを捉え、それを現場に反映する意識が徹底しています。売る側のエゴを最小限に抑えています。
単に安いもので客を誘導するといった手法は皆無で、価格に頼る営業はしていません。
品揃え
品揃えは、店舗スペースが狭い店でもそれなりにあり、特に質的な品揃えは抜群です。他のスーパーにはないものという意味で差別化されています。
中でも直輸入品の品揃えは秀逸です。
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価格と品質のバランス
上記の通り、価格が安いかといえばそうではありません。
しかし、安くはないけどその金額を払ってもよい、と顧客が思う品質とのバランスがそこにはあるのです。
立地
ほとんどの店舗が駅近、駅ビルまたは駅ナカにあり、利便性はピカイチです。
ほぼコンビニと同じ立地でしょう。客数はもちろんコンビニよりも少ないですが、客単価が高く、場所柄昼間でもお客さんは多い印象です。
商品開発力、マーケティング力
元ホテルの料理人などを採用し、他にない商品を作る力や、海外品の輸入、地域性を考慮した品揃えなども他の追随を許さないと思います。
とにかく徹底しています。
関税撤廃
EPAの発効によりEUから輸入されるワインやチーズの関税が撤廃されたり、引き下げられたりしましたが、成城石井は以前から独自に現地から特徴ある商品を仕入れていたため、これらの小売価格を下げることができ、これが追い風になっています。
これはたまたまかもしれませんが、やはり普段からの努力が何らかの結果に結びついていることは間違いありません。
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オンリーワンを目指す
これは該社のHPにも書いてあり、全てはこの理念からきているのです。
商品の調達、開発から物流、販売まで独自のビジネスモデルで差別化を徹底しているのです。
だから、顧客の満足度も上がるのです。
これから人口が減少する日本では、さらに強みを発揮することでしょう。