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素人に入ってくる情報
所詮素人の投資家である私たちのところに入ってくる情報など、新聞やテレビで言っていることと基本的に変わらないと思っていいと思います。つまり、誰でもが簡単に取ることができるレベルです。
自分のところには他の人が知らない特別な情報や儲かる話が来る、と思っている人はかなり問題です。それは詐欺に会う典型的な人です。
ただ、そんなレベルの情報から投資の判断をしなければならない私たちは、正直辛いですね。だから、その情報をよリ正確に、より深く、より広い範囲から確認しなければならないと思います。
投資は全て自己責任です。誰かの言うことを信じて損をしたとか、詐欺にあったとしても、最終的には自分で判断しているからです。
そこでここでは、より確実に資産を増やすために、何を投資の判断基準にしたら良いかを考察しましょう。これは、不動産等の実物であろうが、株や債券のようなペーパーであろうが同じだと思います。
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判断基準
1.その国(便宜上、地域も含め「国」と表現します)、エリアの人口動態
やはり何がともあれこれでしょう。経済が成長するためには人口が増えなければ話になりません。
そういう意味では、日本という国全体で見ると大体想像がつきますが、日本も全ての地域がダメか、というとそうではないでしょう。
不動産でいえば、東京は今は人口が増えているので大丈夫とか、地方はダメだというように、マクロで見るのではなく、もっとミクロで見なければなりません。確かに将来的には、かなり高い確率で投資すべき地域が減っていくのは間違いありません。
一方、株や為替、ファンドはある程度国力が影響するので、国全体の動向を見なければなりません。
現在、そして将来的に人口が増えそうな国としては、アメリカ、カナダ、フィリピン、その他東南アジア諸国、インド、アフリカ各国等でしょうか。
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2.政治の安定性
これも必須ですね。ただ、こればっかりは、急変する事もあるので絶対はありえません。歴史、思想、宗教、外的要因等様々な背景を考慮しなければなりません。
所謂先進国と言われてる国々も油断できませんが、最終的には自分が取る事のできるリスクとの関係で判断するしか無いでしょう。
3.その国、エリアが持つポテンシャル
前述の1.2.を含め、地政学的、宗教、民族、国の法制度の充実度、国民の気質等の見地から長い目で見て今後発展するであろう場所を探す必要があります。
例えば、非常に魅力がありながら歴史的、地理的関係から、投資には向かない地域というのはリスクが大きく、素人では難しいでしょう。
4.日本との距離
不動産であれば、日本から遠くなく、しかも近すぎないのがいいのではないでしょうか。
やはり何かあった時にトータルで1日以内に行ける距離(航空便の数等のアクセスも考慮して)、具体的には東南アジア、遠くてアメリカ西海岸でしょうか(ロスは便数も多く、空港からのアクセスも良いため、goodだと思います)。
近すぎないというのは、気候、天災、戦乱等日本と同じ影響を受けるのを避けるという意味です。日本と同じ影響を受けていたのでは、「分散」の効果がありません。
ペーパーであれば、場所を選びませんが、その投資先の情報を詳細に把握するのは、やはりその場から距離的に近いところでしょうか。
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最も大事なこと
上記のような判断基準を挙げてみましたが、これらを元に素人が判断すること自体が難しいとしたら、どうすればいいのでしょうか。
最も大事なことは、「誰からその情報を得たか」を最優先に考えることです。
世の中には、情報が溢れかえっています。ネットを検索すればそれに関する情報が果てしなく出てきます。
しかし、誰もが見られるネット上にはやはり極上の情報などありません。良い情報というのは、お金持ちの中にあるのです。
ということは、そのお金持ちと知り合うことが必要です。
もっとも、そのお金持ちと知り合うことがまた難しいのですが。