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日本の景気はいいのか?
法人の所得額は過去最高
28年度に決算期を迎えた企業の所得額は過去最高になったようです。
普段の私たちの生活ではほとんど実感がありませんが、企業は儲かっているようです。
しかし、その儲けた金は従業員等には回らず、企業に内部留保されたり、その内部留保が多いと批判されれば、株主に配当として拠出されます。
だから、一般の従業員等はボーナスが少し上がるくらいで、ほとんど手取りが増えているという実感はありません。
実際には、厚生年金の保険料等が上がっているので、手取りは増えないどころか減っているのです。
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飲み屋はいっぱい、タクシーも行列
よく景気を判断する指標として、飲食店の混雑度やタクシーに乗る際の行列が持ち出されます。
今、東京の飲み屋さんは、どこ行ってもかなり混雑しているように見えます。
人気店はもちろん、普通の居酒屋さんも駅に近いお店は、行くといっぱいで入店を断られたり、予約もできない店もあります。
しかし、これには理由があって、厳しい外食産業にあって、飲食店自体の数が減っているからなのです。
もちろん儲からないという理由からなのですが、人手不足も深刻で、営業時間を短縮したり、休み自体を増やしているお店もかなりあります。
また、少し駅から離れるとたちまち寂しい客数のお店が多くなっているのです。
つまり、いつも繁盛していないと、実際問題としてやっていけないのです。
これはタクシーについても同様で、タクシーの台数自体が減っているので、みんなが飲んで帰宅するくらいの時間には競合し、行列が出来たりするのです。
株高も
バブル期以降では最高値を更新した株価も景気を反映しているとは思えません。
日本の株価はほぼアメリカのそれと連動しており、アメリカが絶好調なのでそれにつられているのです。
アメリカは、世界景気が拡大していることから高騰していますが、既に割高と言われています。
また、GPIFによる運用資金がかなり株に流れていたり、日銀が買い支えているのです。
つまり日本の株価も割高感があるのです。
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恐ろしい今後の日本
株価は下がっていく
現在の株価で儲かっている人は、おそらく利確してそれを暗号資産に替える動きが加速されるでしょう。
暗号資産もバブルと言われていますが、さらに上がる可能性もあるし、ICO案件が山のように出てきており、一獲千金をみんなが狙っているからです。
そうすると潮が引くように資金が流出し、株価も下がっていくでしょう。
人口減少と超高齢化社会の到来
まぎれもない事実として、日本は超高齢化社会を迎えます。
何が問題かというと、単に高齢者が増えるだけではなく、それを支える働き手が減っていくことなのです。
既に地方は激しく人口が減少しており、財政が破綻しかけている町はたくさんあります。
生産年齢人口が減っていき、少ない労働者で多くの高齢者を養わなければならないので、労働者は働いても働いても豊かになれません。
税金、社会保険料、医療費の負担がますます増え、外で消費するお金など残らなくなります。
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投資すべきは成長する国
どう考えても今後の日本は厳しいと言わざるを得ません。
当たり前ですが、投資すべきは成長する国なりエリアです。大事な資産を増やすためにどこの何に投資すべきか情報を集めましょう!
しかし、もしこんな簡単なことを多くの日本人が知ってしまったら、日本は即破綻です。
金融リテラシーがないことが今の日本を保っているのは、なんとも皮肉なことです。