投資情報

確定拠出年金で節税、運用益をダブルゲット

投稿日:

Pocket

貯蓄から投資へ

数年前から国が旗を振って、「貯蓄から投資へ」という標語の下、国民に株や債券を買ってもらことを推進してきました。

NISAなどで税金の優遇をしたりして、あの手この手で投資を促進し、なんとか株価を上げようと頑張ってきました。

その結果、全くの素人が訳もわからず証券会社へ行って口座を開設し、そこで薦められるままに株や投資信託などを買っていました。

その人たちは今どうなっているのでしょうか。

結果的には、株はこの20年間適当にインデックス投信を選んで持っていても上がっているはずですが、短期の売買をしたり、特定の銘柄だけを持っていた人は、もしかしたら痛い目に遭ってるかもしれません。

<スポンサーリンク>

お金と投資の学校を体験できるオンラインセミナー【投資の達人講座】

確定給付から確定拠出へ

そして今の企業年金は、企業が毎月拠出したお金を金融機関に運用を任せ、その運用が上手くいこうがいくまいが、決まった額を給付する必要がある確定給付年金から、今まで企業が積み立てていた分をダイレクトに従業員が投資に回し、将来受け取る年金の額はわからない、確定拠出年金へ移行する会社が増えています。

これはどういうことかというと、今までは企業が運用してくれていた年金の資金を自分たちの責任で投資先を選んで年金を確保するということです。

会社員の企業年金は、3階建の年金制度の3階部分、つまり1階の国民年金、2階の厚生年金を貰った上に貰うものなので、企業によってその支給額は違いますが、その1階、2階部分がどんどん減額され、支給開始年齢も繰り下げられているので、3階部分は確実に欲しいところです。

企業年金はプラスアルファとはいうものの、退職金ですので、最低でも確定給付以上にはもらわなければいけません。

そうであれば、投資でプラスにする必要があります。

<スポンサーリンク>

それぞれのメリット、デメリット

企業側

確定給付年金では、企業は運用を金融機関に委託し、その運用が成功しようが失敗しようが、約束した額の年金を払っていかなければならなかったのですが、確定拠出年金では従業員に投資先を候補の中から選んでもらうことにより、企業の負担は大幅に減ります。というよりも、それが確定拠出年金の目的です。

デメリットは特にないでしょう。

<スポンサーリンク>

ベテランの人にもオススメ【投資の達人講座】

従業員側

一方の従業員は、大げさに言えば、今まで泳ぐ練習さえしてこなかったところに、急に大海原に放り出されることになり、「自己責任」を突きつけられるのです。

これは非常に危険なことです。今まで何もやってこなかった人は何に投資したら良いのか普通はわからないでしょう。

リスクが大幅に上昇

企業年金は、積み立てた分以上がほぼ確実にもらえたのですが、今度は投資です。

投資である以上プラスもあればマイナスもあります。本来確実に貰えるはずだった年金が大幅減になることもあり得るのです。

メリットもある

今まで企業が約束してくれていた利率よりプラスになればもちろんそれがメリットですが、さらに確実にメリットになる優遇があります。

1.掛金が所得から控除される

給与から天引きされる毎月の掛金は、所得から控除されます。

つまり所得税、住民税と社会保険料の計算の基礎から除かれるのです。

2.運用益は非課税

さらに運用してプラスになってもその運用益は非課税です。

3.給付時の所得控除

給付は年金か一時金を選べますが、いずれも控除があります。

<スポンサーリンク>

結局は金融機関の言いなり

投資でプラスにすると言っても、実際にはどうしたらいいのでしょうか。そこが問題なのです。

今まで投資自体や、投資の勉強をしてこなかった人には大問題です。前述の通り大海原に放り出されるのです。

本来は企業が投資の教育をする義務があるのですが、普通の企業にそんなノウハウはありません。

だからそれも含め金融機関に丸投げです。

丸投げされた金融機関には確実に手数料が入ってくるオイシイ仕事なのです。

各企業に入り込んだ金融機関が説明会を実施し(それで企業の教育義務は果たされたことになる?)、無知な従業員に商品の説明をします。しかし、知識のない人たちは何に投資したら良いかなど分かりません。

そこで結局は自分の取れるリスクを基準にした投資信託になんとなく投資してしまうのでしょう。

従業員が得しようが損しようが関係ない金融機関はウハウハです。

<スポンサーリンク>

だから勉強が必要

時代はものすごいスピードで変わります。

この確定拠出年金はもう10年以上前からある制度ですが、だから投資の勉強をやっておこうという人はいなかったでしょう。

やはり時代に遅れないように、普段から勉強をしておかなければ急には対応できないのです。

※確定拠出年金の詳細はこちら

確定拠出年金で節税だ!

336280

<スポンサーリンク>

side

<スポンサーリンク>

336280

<スポンサーリンク>

side

<スポンサーリンク>

-投資情報
-, , , , , , , , , , , , , , , , , ,

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。

関連記事

あなたにもできる、保険金請求

Contents1 保険2 保険会社は儲かる3 そんなもの?4 普段あまり使う機会がない保険4.1 火災保険4.2 地震保険5 最近の異常気象6 ダメ元で請求する7 修理しなくても良い8 保険に限らな …

楽天ユーザーは楽天証券がお得

Contents1 楽天証券2 楽天証券と楽天銀行の連携2.1 マネーブリッジで資金の流用2.2 ハッピープログラム2.3 優遇金利3 楽天ポイントを貯めることができる3.1 売買手数料で貯める3.2 …

コロナ減退で運輸系は蘇るか

Contents1 入国が厳しい日本2 リベンジ消費3 運輸系4 日本居住者はどうか4.1 一般の旅行客4.2 ビジネス客5 ビジネス客が戻らないと厳しい6 運輸系に投資はできない 入国が厳しい日本 …

資金が少なくても投資出来る!

Contents1 資金に応じて投資手法も違う2 全く資金のない人2.1 学生、無職の人2.2 安定的な収入はないが、しばらくは食べていける人2.2.1 アフィリエイト2.3 安定的に収入がある人2. …

ニセコに見るこれからの日本

Contents1 日本であって日本でない2 ニセコは潤い、北海道も潤うか3 実際は4 お客さんは外国人ばかり?5 ニセコ税 日本であって日本でない 北海道のニセコはその雪質により、スキーやスノボーを …