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証券口座開設が急増
新型コロナウイルスの感染拡大で、証券口座の開設が急増しているとのことです。
楽天証券では、2月の開設数が初めて10万を超え、3月は2月比で3割増えたようです。
また楽天証券では、つみたてNISAを含む積み立てサービスも昨年から倍増し、3月は約170億円になったとのことです。
理由は、感染拡大による今後の経済を投資家が不安視し、一時的に株式相場が急落したのと、給付金の支給で当面のお金に困らない人が余剰資金で投資しようとしているからです。
今日明日の生活が苦しいという人がいる中、あるところにはあるものです。
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リーマンショックで学んだ?
10年以上前のリーマンショックでも、株価は大幅に下落しました。
しかし、その後数年かけて株価は回復し、日本ではバブル後最高値に迫り、アメリカにいたっては過去最高を更新してしまいました。
だから今回も、株価が底を打った後はいずれ持ち直しコロナ前に戻る、いやさらにその上をいくと多くの人が期待しているのです。
これは日本だけでなく、世界中の先進国がお金をばら撒いているので、日本だけの現象ではありません。
この3月末で、約550兆円以上の経済対策がされた模様です。
リーマンショックももちろん世界に波及したので、世界中の人がそこから学んだのです。
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勘違いは禁物
指数や平均の信頼性
日本であれば、TOPIX(東証株価指数)や日経平均株価(日経225)で一括りにされますが、それぞれ内容が違うので、その上げ下げで世の中を判断することはできません。
TOPIX(東証株価指数)
東京証券取引所第一部に上場している全企業を対象として算出・公表している指数で、各銘柄の浮動株数に基づく時価総額を合計して計算しています。
20年6月時点で、2,100社以上が対象になっているため、市場全体の値動きを表している指数だと言われていますが、時価総額の大きい企業の数字に影響を受けやすくなります。
日経平均株価(日経225)
日本経済新聞社が東証一部の代表的な225社の株価を平均して出す数値です。
日経平均株価は、値がさ株といって単純に株価が高い会社の影響を受けやすくなります。
株価は常に間違っている
世界最大の機関投資家である、GPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)が株を買えば、株価に影響を与えるため、株価や株価指数が企業の業績の良し悪しとか、社会の経済状況を必ずしもダイレクトに反映しているわけではありません。
本来、株価は現在から将来の企業の収益性を反映したものです。しかし、実際には違うのです。
ここに投資家の期待や不安が加味され、強気になれば上がるし、弱気になれば下がるのです。
だから「株価は常に間違っている」と言われるのです。
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2番底はあるか
日米共に、2月中旬から1か月程かけて暴落した株価は底を打った後、アメリカのダウ平均は3月中旬から1か月程で半分くらい戻し、さらに徐々に回復しており、コロナ危機前に迫る勢いです。
ハイテク株が多いナスダックは既に最高値を更新しています。
日経平均もコロナ前に近い水準まで戻ってきています。
つまり、いずれも全体的には既に割安の域にはありません。
あとは2番底を狙うか、個別に割安な銘柄を見つけていくことです。
いずれにせよ、株価は気まぐれなので、短期で半分になったり、倍になることを覚悟して始めましょう。
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リーマンショック後に勉強しておくべきだった
個人的には、リーマンショックを経験したのであれば、本来その後10年ほどの間に株の勉強をしていなければならなかったのです。
これではリーマンショックで学んだことにはなりません。
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焦ってはダメ
筆者もそうですが、人間はすぐ忘れてしまいます。そしてすぐ10年経ってしまいます。
しかし、今回乗り遅れても、絶対に焦らないことです。
なんとなく割安そうだからとか、みんながやっているから、という理由で適当に始めるのは最悪です。
特にこの時期に口座開設して始めた人は要注意です。
大きく稼げないため、また何もしないとなる人が多そうです。
これを機に勉強する。これで十分です。同じようなことは必ず起きるのですから。