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カオ・ルアン洞窟
バンコクから日帰りで行く
バンコクから南西へ170km、ホアヒンから北へ70km離れた、ペッチャブリー(ペッブリー)県にあるカオ・ルアン洞窟は、少しバンコクから距離はありますが、日帰りできる素晴らしい洞窟です。
ペッチャブリーには多くの洞窟があるらしいのですが、このカオ・ルアン洞窟が最も重要とのことです。
しかし、やはり遠いせいか、どのガイドブックにも載ってないし、日本ではあまり知られていないのですが、ネットを見れば訪問記がたくさん出てきます。
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瞑想の場
中は寺院になっています
タイには僧侶が瞑想修行するための洞窟寺院がいくつもあるとのことです。
このカオ・ルアン洞窟もその洞窟寺院の一つです。
洞窟の深さは約27mあり、階段を下って行くと、いくつかの部屋に分かれており、それぞれの部屋が結構広く、大小の仏像や仏塔が安置されています。
静寂
こちらでお参りします
広い空間に参拝者も少なく、ましてや旅行者などほとんどいないので、静かで空気がピンと張りつめた感じが神聖で、精神の統一にはもってこいの場所だと思います。
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カオルアン洞窟へは晴れの日に行くべき
光が差し込みます
カオ・ルアン洞窟は、単に洞窟に仏像が安置されているというだけでなく、洞窟の割れ目から光が差し込むと、それが仏像を照らし出し、その光景がなんとも言えず神秘的なのです。
前述の張りつめた空気と相まって、独特の雰囲気を演出してくれます。
なかなかこういう雰囲気の寺院も珍しいです。
ということは、曇ったり雨で日差しがないと、その良さのかなりの部分を味わうことができないと思います。
実際雨の日に行ったことがないので、そんなことないかもしれませんが、絶対に晴れた日に行くことをお勧めします。
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カオ・ルアン洞窟への行き方
各地からフアランポーン駅へ
フアランポーン駅のチケット売り場
バスかMRTでフアランポーン(クルンテープ)駅へ行き、国鉄のフアランポーン駅でホアヒン方面に行く電車に乗ります。
フアランポーン駅はそんなに巨大な駅でもなく、チケット売り場も一箇所に集まっているため、チケットを買ったり自分が乗る電車を探すのに苦労することはないと思います。
案内人もいますし、行き先、プラットホームの数字などは電光掲示板でしっかり表示されています。
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ペッチャブリーまで時間はかかる
フアランポーン駅が始発です
電車にもよりますが、バンコクからペッチャブリーまで最速2.5hから4hくらいかかります。
日帰りしようと思うと、事実上フアランポーン駅を朝出発する、8:05発10:40着(特急)と9:20発12:34着(普通)の2本に限られます(19年11月現在)。
前者が153B(約550円)、後者はなんと34B(約120円)です。こんなに長時間乗ってこの価格って、一体どうなってるのでしょうか。
前者はエアコン、食事が付いた豪華版、後者にはもちろんそれらはありません。ただし、物売りがたくさん電車に乗ってきますので、食べたり飲んだりすることは可能です。事実ほとんどの人が車内で飲食をしています。
ただ、やはり後者を選ぶのはそれなりにガッツが要ります。古いシートに4時間座っているのは流石に辛いからです。
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ペッチャブリー駅から
これが乗ったソンテウ
駅からカオ・ルアン洞窟まで3kmくらい離れているので、ソンテウで洞窟の入口まで行きます。
ネット上では駅からトゥクトゥクで麓まで行き(往復200B)、そこからソンテウに乗り換えて洞窟の入口まで行く(往復30B)と書いてありましたが、筆者は駅からソンテウで入口まで直接行きました(240B)。
最初300Bと言ってきたのでもちろん負けさせました。はっきり言って240Bでも高いですが。
駐車場から洞窟へはすぐ
入口
ソンテウには駐車場で待ってもらいます。帰りも必要だからです。
駐車場では野生のサルが出迎えてくれます。ただこのサルたちはかなりの数がいるので、気をつけたほうがいいです。餌なんて与えようものなら、おそらく囲まれてしまいます。
駐車場の車なども窓を閉めておかないと車内を荒らされます。
サルが多い
駐車場からは2〜3分で洞窟へ行けます。
トイレもしっかりあり、しかも洞窟に入るのに入場料も不要です。
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帰りの電車も限られる
ペッチャブリー駅
往路同様復路の電車も事実上2本しかありません。
15:09ペッチャブリー発、19:00バンコク着(普通)と16:47発、19:45着(特急)です。
筆者はバンコク発9:20発で行き、ペッチャブリー発15:09で帰りました。
観光自体は1時間もかかりませんので、時間を持て余しました。
結局丸一日使っての観光でしたが、行く価値はあると思います。
ただペッチャブリーの他の見どころワット・カンペーン・リアン、ラーマ5世宮殿、プラ・ナコーン・キリ歴史公園、マルカッタイヤワン宮殿などをうまく合わせて、1日をもっと有効に使えば良かったと思いました。
それと、どうせならホアヒンに行く途中で下車してそれらに寄り、ホアヒンでゆっくりするのもいいと思います。