昔からあったが
最近タピオカドリンクが巷で流行っています。どうやら台湾の店舗が日本に上陸してから火が付いたようです。
もっとも、タピオカドリンクなんて昔からあったわけで、今出てきたというものではありません。
だから個人的にはすごく不思議な気がしますが、流行とはそういうものでしょう。
このタピオカドリンクも何度か過去ブームがあったようで、何年かに一度またブームが到来するパターンです。
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それ自体栄養なし
タピオカはキャッサバ芋からとったデンプンを丸めたもので、それ自体はほとんど栄養がありません。もちもちっとしたゼリーのような食感だけが特徴です。
むしろタピオカを入れて飲むミルクティーなどの甘さから、かなりの量の砂糖が入っており、こちらが間違いなくカラダに悪いでしょう。
ですので、美味しいとか不味いとかというよりも、これが入ったプラ容器を持って歩くことがステイタスで流行っているのです。
原価の10倍で売れる
それはさておき、このドリンクの原価は1杯50円くらいと言われています。店頭ではそれが10倍の500円で売れるのです。
通常、外食の原価率は30%台と言われているので、これは超優良アイテムです。
ブームに便乗して、中国ではタピオカに廃ゴムを混ぜていたということですので、さらに儲かったことでしょう。
そして、売場面積も、スタッフも、スキルもほとんど最小限で済みます。
だから、業者も雨後の筍のように参入してくるのです。
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参入した人を見習う
今となってはもうタピオカが手に入りにくくなっているので、新規出店は無理ですが、元々展開していた人は別にして、ブームになることを見越して参入した人はやはり素晴らしいです。素直に尊敬します。
そういった人は、常にアンテナを張り巡らせているのと、嗅覚が優れているのだと思います。ビジネスをする人は当然かもしれませんが。
他人に任せる
しかし、もし参入するとしても、もちろん自分でタピオカを作ってはいけません。飽くまでビジネスオーナーとしてです。
いくら稼げるといっても、金額的には知れています。とても自分の時間とカラダを使ってやることではありません。
引き際も大事
そして、こういったブームはあっという間に終息するので、ブームが去る前に手仕舞いをすることが大事です。
引き際を間違えると、在庫になったり、設備を処分できなかったりと、儲けを帳消しにすることになります。
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コンスタントに稼ぐ
こういったブームに乗ったビジネスは、当たれば大きいかもしれませんが、所詮一時的な稼ぎです。やはり大事なことは、突出もしないけど、大きく凹むこともせず、コンスタントに稼ぐことです。
固定費や次の新規事業のこと、もし融資を受けるのであれば銀行対策をする上でも、売上、利益共に緩やかな右肩上がりが理想です。
飲食は特に流行り廃りが激しく、さらにそのスピードも速いので、飲食に限らず、次流行るものを探し、それがロングセラーになるようもっていきたいですね。
次のブームが来るまでそのビジネスを少しずつ拡大できたら最高です。