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世の中を制するのは川上か、または川下なのだ

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世の中をコントロールする

よくその国の主要な産業を説明する時に、第一次産業とか二次産業とか言いますが、ことモノ作りという意味では、川上かまたは川下を握っている企業が世の中をコントロールできます。

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川上

原油

簡単に言うと天然資源、もっと端的には原油です。この世のかなりのモノは原油がなければ作れません。

原油を産出する産油国は基本的にどこの国も豊かですので、非常にわかりやすいと思います。

つまり原油の力で世界をコントロールできるのです。

しかしコレは一企業ではどうにもならないので置いておくとして、次に来るのがナフサなどの精製品です。

原油を精製して作るナフサなど

プラスチックの原料を作るには、まず原油を精製してナフサを作ります。そしてそのナフサを分解してエチレンやプロピレンを作り、最終的にポリエチレンなどのプラスチック製品の原料になります。

そしてその原料の価格もポリエチレンなどは、ほぼナフサに連動しており、本来であれば需要と供給が大きく影響するはずですが、ほとんどはナフサの価格に左右されます。

ナフサがなければプラスチックの原料は作れませんし、原料がなければプラスチック製品は作れません。

いくら良いモノを作る力があっても、そしてそれを販売する力があっても、肝心の原料がなければ、どうにもなりません。

ということで、基本的には川上が全てをコントロールしているのです。

その他鉄鉱石などの資源も同様です。

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川下

これは最終製品(完成品)という意味です。

これはなぜかというと、販売量や最終的な価格を自分たちで決めることができるからです。原価に付加価値を乗せて売ることができます。

車やiPhoneが良い例です。

それらを作る部品等がいくらで仕入れられるかは、素人には想像すらできません。

おそらく原価の倍くらいで製品を売っているんだろうなぁ、とか根拠のない想像しかできません。

川下の業者は、高い価格設定ができますし、もし市場で製品の売値が下がってきたら、部品の納入業者を叩いて納入価格を下げさせればいいのです。

ただ、川上と違い、部品などの調達ができなければ製品を作れませんので、絶対的な優位性はありません。

また、時代の変化が早いので、そのスピードについて行けなければその製品は終わってしまい、最悪会社自体がなくなる可能性もあります。

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日本の現状

川下も最近は

これを日本という国について見てみると、誰もがわかるように資源がないので川上には絶対になれません。

そして川下といえば、車がその代表です。そのほかにも家電製品なども以前は日本ブランドが世界を席巻していました。

しかし、残念ながら今、車以外ではなかなかその地位を維持できません。韓国や中国の安くて品質の良い製品がどんどん出ているからです。

中間製品はピカイチ

しかし、こと部品などの中間製品に関しては、やはり日本製は品質が素晴らしいことから、完成品の中で重要な役割を果たしており、世界的なシェアがトップのものもたくさんあります。

それこそ、この部品等の供給がストップしてしまったら、世界が大変なことになる、というようなものもあります。

中間製品ではコントロールできない

しかし、どんなに高品質のものを作っても、中間製品である限り、よほどのシェアを握っていないと、その最終製品の価格等をコントロールすることはできないのです。

もし中間で戦うならITしかないでしょう。そしてそれはハードでななくソフトです。

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日本が取る戦略

そういった意味で日本の取るべき戦略ははっきりしているはずです。

そうであれば初等教育など根本から変えていかなければならないのです。

しかし現実はそうなってなくて、基本的にはモノを作るための教育なのです。

最近世の中で流行っていることのほとんどは、アメリカが発信しています。日本からイノベーションは生まれていないのです。

国がダメなら自分で

国の教育をアテにしていても、おそらく埒があかないのは予想できます。であれば、自分でやるしかありません。

海外に飛び出して専門の教育を受けるとか、自分で動くしかありません。

少子高齢社会に突入した日本が生きていくための成長戦略はそんなに残されてないのです。

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