Contents
JALとANAのどちらに乗るか
日本には、現在この大手2社の他、LCC(Low Cost Carrier=格安航空会社)も数社設立され、昔に比べ選択肢が随分と増えました。
そして国際線にも海外から多くのLCCが参入し、以前と比べ驚異的に安く海外へ行けるようになりました。
だから、本来であれば、その時の行き先に応じて航空会社を選べばいいのですが、現実的には利便性やサービスといった点でJALかANAのどちらかをメインキャリアにしている人が多いのです。
スカイトラックス社の格付けでは、JAL、ANAともに5つ星を獲得しており、大きな差はないように思います。
<スポンサーリンク>
JAL(日本航空)
日本には現在、数社の航空会社がありますが、昔から基本的にJALがフラッグシップキャリアでANAは国内を就航する第2の航空会社と見られていました。
JALは昔は国が丸抱えしており、人口の少ない地方へも、採算割れで飛ばさされていました。
あらゆる面で優遇されていたので、コスト管理も甘く、結果的に潰れてしまいました(というよりも、潰された感じですね)。フラッグシップキャリアが潰れるなんて誰が予想できたでしょうか?
ANA(全日空)
一方のANAは、2レターで「NH」と表記するように、前身は「日本ヘリコプター」です。
昔は、JALとの差は歴然で、あらゆる面で待遇が違いました。
よくぞここまで来たなという感じでしょうか。
業績が良い時でも血の滲むようなコストカットを実行しており、JALが潰れて、復活するときの優遇ぶりにANAの社員全員が怒ったと言われています。
それはそうでしょう。ふざけんな!という気持ちでしょう。
しかしそれも国のやり方なのでやむを得ません。
そのかわり、今では強固な基盤が出来上がっています。
<スポンサーリンク>
未経験者にもわかりやすい!【投資の達人講座】
JALとANA両社の比較
海外展開
以前は、国際線はJAL、国内線はANAというイメージでしたが、現在のANAの海外展開ぶりには目を見張るものがあります。
ANAは羽田の発着枠を多く獲得し、欧米、オセアニアはもちろんのこと、特にアジアの新興国(ミャンマー、カンボジアなど)へ直行便を飛ばしています。
また、自社便が飛んでいなくても、他社とのコードシェア便にしてANAの便名をつけています。
まさに行け行けドンドンです。
アライアンス(航空連合)
それぞれが属しているアライアンスは、JALがワンワールド、ANAはスターアライアンスです。
スターアライアンスは特に中国をはじめとしてアジアに有力な航空会社が多く、日本発着便も多いので非常に使い勝手がいいです。
加盟会社数も、2020年3月現在で、ワンワールドが13社に対し、スターアライアンスは26社となっています。
各アライアンス内の航空会社を使う「世界一周航空券」で旅行する場合も、スターアライアンスは選択肢が広がり旅行しやすいのは間違いないでしょう。
<スポンサーリンク>
運賃
運賃も、正規運賃は基本的に同じですが、ツアーやキャンペーンになるとANAの方が安いので、ANAに軍配があがるのではないでしょうか。
徹底的にコストダウンしたANAに対し、再生するにも国のカネを使うJALでは厳しさが違うのかもしれません。
固定費は相変わらずJALの方が高いようです。
マイルの貯めやすさ
乗った路線のマイル数はもちろん両社とも同じですが、提携している店舗やサービスなどの特約店、各種ポイントからマイルへの交換のしやすさなどに違いがあります。
また、提携しているクレジットカードでの貯めやすさもポイントです。
ただ、これはその人の生活スタイルにもよりますので、優劣を一概に言えないところがあります。
<スポンサーリンク>
お金と投資の学校を体験できるオンラインセミナー【投資の達人講座】
サービス
これは、両方とも以前に比べて落ちたような気がしていますが、人によって好き好きといった部分もあるので、どちらが良いということはないですね。
人気面を見ると
学生の人気就職企業ランキングでは今はANAの方が上というのも、イメージがANAの方が上なのでしょうか。
若い人を取り込むのは、なんとなくANAの方が上手いと思います。
結論
本来であれば、どちらとも上手く付き合うか、感覚的に好きな方を選べばいいのですが、ほとんどの人はマイル縛りで選んでいると思いますので、マイルの加算のし易さと使い易さからすれば、ANAなのかなと思います。