旅をしながら投資する、投資しながら旅をする
世界には本当に様々な国や地域があって、できる事なら行った先々で投資をし、旅と投資の両方を楽しみたいものです。
例えば有名な投資家のジム・ロジャースのように、世界中を旅しながら投資判断するのが理想です。実際に現地へ行って自分の目で確かめ、耳で聞き、肌で感じてその国や地域の将来性を判断するのです。
そうすれば自分の判断が間違っていても、誰のせいにすることもできません。まさに納得の自己責任です。
しかし現実的には、普通の人はこれをするのはかなり厳しいので、それは夢として持っておき、初心者が現実的に何ができるかを考えましょう。
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不動産
不動産であれば、一番手っ取り早いのが、現地視察ツアーに参加する事です。
個人で海外の良い物件を探すのは、素人ではほぼ無理なので、海外不動産を扱う会社のツアーに参加するのがいいと思います。
このようなツアーは、一人から数人、場合によっては30人くらいで行くツアーまで様々なパターンがあります。
筆者は一人で参加したことと数十人のツアーで参加したことがありますが、人によって好きずきだと思います。
ただ、感覚的にはできれば数人が参加するものが良いと思います。
数人でツアーに参加するメリット
メリットは、同じ目的、同じ志を持った者同士が参加しているので、すぐみんな仲良くなり、不動産はもちろん、それ以外の様々な投資の情報交換ができる事です。また夜の飲み会とかも盛り上がるようです。
これは非常に大きいです。通常のセミナーであれば、数時間座学をするくらいで、横に誰がいようが関係ない場合が多いですが、海外のツアーであれば、少なくとも1泊は一緒に行動するわけで、それだけでも濃密な時間を共有できるのではないかと思います。
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デメリットは
デメリットとしては、一般のツアーに比べて代金が高いです。ただこれはある程度目をつぶるしかないかもしれません。専門性が高く、単なる観光とは違うからです。それ自体が投資だと思えば納得です。
また、自分の予算と全く違う価格帯の物件などがコースに入ってると、見たくないのに見ることになり、時間が無駄になってしまう事があります。貴重な海外の時間なので、できればこれは避けたいですね。
そして一番気をつけなければならないのは、周りの雰囲気に流されないようにするという事です。どういう事かというと、その物件を気に入った人がすぐに現地で購入の手続きをする場合がありますが、自分も「買わなければ損」みたいな勘違いをしてよく考えずに買ってしまうというような事が起きるようです。
初めての視察の場合は、どんなに気に入った物件があっても絶対に買わない、と決めて行くとかした方がいいと思います。それでも流される人は流されるのですから。
最初は、「色々な人から情報を入手する」ことを目的にするぐらいの気持ちで行くのがいいと思います。
いくらよく考えても、海外の場合、リスクが大きいので、無料の場合は勿論、有料の場合であっても、とにかくまずセミナーに参加しまくる事が大事だと思います。しかも色々な業者のものを。そして有益な情報を入手する努力を怠らない事だと思います。
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ペーパーなど
現物である不動産以外の金融商品(ペーパー)については、海外の商品であれば国内の業者が取り扱うことは法律上認められていないので、海外の業者に頼ることになります。
これがまた難関です。言葉の問題もあり、どうしても海外在住の日本人にお願いすることになることが多いのですが、これも気をつけなければいけません。
よく、「日本人が騙されるのは、現地在住の日本人」と言われるように、つい信用してしまいがちです。この辺りもある意味場数を踏むのと、必ずセカンド、更にサードオピニオンを取るくらいの慎重さが必要です。
ほとんどの場合、彼らは正規の代理店ではなく、代理店を紹介する普通のブローカーです。何かトラブルがあっても、ほとんどの場合対応してくれないと思った方がいいです。
旅行しながら投資する、というのは非常に夢があるのですが、現実的には様々な問題があります。
何かあったら泣き寝入り、という覚悟で臨みましょう。