ウォーレン・バフェットの名言
世界三大投資家の一人、ウォーレン・バフェットの名言に下記のものがある。
・ルール1:決して損をするな。
・ルール2:決してルール1を忘れるな。
確かにそうなのだが、事実上損をしないというのは無理だ。
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負けはゼロにはできない
投資の世界では、当然勝率100%ということはあり得ないので、プラスにしようとすると、勝った時の金額を負けた時より大きくするか、1回の勝ち分は少ないが、勝率を上げる必要がある。
これはバフェットでも同じだ。
つまりいかに負けを少なくするかが大事なのだが、投資家の心理として、負けを認めたくない、というものがある。
いわゆる、損切りができないという状況だ。損切りをせずに、プラスに回復するまで待つ、という行動に出るのだが、プラスに回復すればいいが、更に傷口を広げる可能性だってある。所謂「塩漬け」というやつだ。
特にFXではレバレッジをかけている場合は、全財産がなくなる危険性がある。
もちろん誰もが負けを認めたくないのだが、勝率100%はあり得ないのだったら、潔く負けを認め、新たな戦略を考えるべきなのだ。
塩漬け状態だと資金が寝てしまい、稼げるチャンスを逃してしまうのだ。
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サンクコスト
一度投下して回収できないコストをサンクコストという。
例えば、食事に行って自分が頼んだものがとんでもなく不味かった場合、頼んだ以上返品はできないので、我慢して食べたりする。
この食事代は回収できないのでサンクコストだが、これがもったいないので最後まで我慢して食べる。しかし、どっちにせよ返ってこないお金のために食べ続けるのが合理的な選択かどうかということだ。
食べ続ければお腹はいっぱいにはなるが、精神的な苦痛を伴う。一方、諦めればコストは回収できないが、他の美味しいものを食べることができる。
ここはスパッと諦めて、別の美味しいお店を選択する方が余程経済的に合理的なのだ。
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これを投資に当てはめると
投資においても同様のことが言える。
株にしろ為替にしろ、損している状況では誰もが損失を確定させたくない。そうした時に、そのままそのポジションを保有するか、さらに買い(または売り)増すことによって損失を薄めようと考える。
思惑通りに動けば良いが、得てしてさらに悪化したりする。
ここで既に投下した資本を諦めて損切りできるかどうかが大きく負けないコツなのだ。また、その後稼げばいいのだから。
しかし恐怖と欲望に支配されると、現実的にこれが出来なくなる。これができるようになるためには、強制的にロスカットされるよう逆指値などを入れておくことが必須となる。
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