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プライオリティ・パス
世界中の空港ラウンジに入ることができるパスに「プライオリティパス」というものがあります。
(下記URL参照)
これがあれば、たとえ飛行機の席がエコノミーであっても、その日に乗る便がどのアライアンスに属していても、世界140以上の国や地域、500以上の都市で1,300以上の空港ラウンジを使うことができます。
特に、年にある程度国際線には乗るが、航空会社のステイタスがなく、本来であればラウンジに入れない人に人気が高くなっています。
ただ、「1,300以上」といっても、実は意外と入れないラウンジが多く、しかも制限区域外(出国前)にあるものもあり、事前の確認が必要です。
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日本の主な空港での利用可能ラウンジ(22年5月現在)
成田空港
・IASS Executive Lounge(第1ターミナル、第2ターミナル)※到着時利用可
・KAL Business Class Lounge(第1ターミナル)
・ANA Lounge(第1ターミナル)
成田で入れるのは上記4つで、アルコールが2杯目から有料だったり(IASS)、KAL(大韓航空)が少し残念なラウンジですが、待望のANAが加わりました。
羽田空港
・ANA Lounge
羽田では意外にも、第3ターミナル(国際線)のANA Loungeのみで使えます。ここも2021年からですので、しばらく羽田では使えるラウンジがありませんでした。そういう意味では大きな進歩です。
関西空港
・KAL Lounge
・ぼてぢゅう
ラウンジではなく純粋なレストランであるお好み焼きの「ぼてぢゅう」が使えるのが特徴です。
しかも国内線の搭乗でも使えるというサービスが好評を博しています。
中部空港
・Centrair Global Lounge
・KAL Lounge
・Ethan Stowell Pizza&Pasta
・UMIZEN SORAZEN
レストランが2つ(Ethan、UMIZEN)あり、国内で最も充実しているかもしれません。
福岡空港
・KAL Lounge
上記には、航空会社のラウンジと、ぼてぢゅうなどのレストランがありますが、レストランでは3,400円の飲食まで無料または3,400円のセットが無料となるようです。
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ラウンジのメリット
飲食
航空会社の通常のラウンジでは、アルコールや食事の提供がありますので、搭乗前に好きなものを好きなだけいただくことができます。
ラウンジのレベルは日々上がっているので、楽しみな面もありますが、少なくともプライオリティ・パスで入れる日本のラウンジはANA以外はイマイチです。
世界にはもっと良いラウンジもありますが、どちらかというと「質より量」といった感じです。
また、ラウンジではなく、上記ぼてぢゅうのように、レストランでの飲食の一定額までを無料にするサービスもあります。利用できる上限もそれなりに高く、この方式の方がむしろ良いです。
快適な空間
静かなゆったりした空間で搭乗まで過ごすことができます。
多くのラウンジでは無料でWi-Fi も使え、充電もできるのでビジネスの人は落ち着いて仕事ができますし、レジャーの人も寛ぐことができます。
しかし、これがいつもそうかというと、そうではありません。
出発便が多い時間帯は、すごく混んでいて、まともに座る席もないということがよくあります。また入室自体を断られることもあります。
特に国際空港でも、地方の小さい空港だと、そもそもラウンジ自体が小さいので、一気に客が来るとたちまち満席になることがあります。
また、例えば3時間だけとか、制限時間内での使用しか認められないラウンジもありますので、確認が必要です。
シャワー
夜便だと、身体が汚れたままで搭乗することになりますが、搭乗前にシャワーを浴びてさっぱりできるのはいいです。
しかし、これもラウンジによってはシャワーがなかったり、予約者が多く搭乗までに浴びることができない場合がありますので、早めに空港に行った方がいいです。
ちなみに、シャワーは有料のラウンジが多いようです。
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コスト
安くはない
プライオリティパスには、「スタンダード」、「スタンダード・プラス」、「プレステージ」という3つのランクがあります。
原則全てのランクで年会費がかかり、さらにランクによっては利用するたびに利用料がかかるので、年間でラウンジを利用する回数が多くても少なくても、一回あたりのコストは安くはありません。
※下記リンク参照
レストランを使った方が安上がり?
そのコストをかけるなら、空港内のレストランで食べた方が安上がりかもしれません。
だから食事だけでなく、あくまでいろいろな要素を総合的に判断して入会した方がいいのです。
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注意すべき点
ラウンジ利用料
上記の通り全クラスで年会費がかかりますが、利用する都度利用料がかかるクラスがあります。
スタンダード会員であれば、利用料US$32が必要となります。
プレステージ会員は利用料は不要ですが、年会費がUS$429かかります。
家族全員
クレジットカードの家族会員は、別途年会費を払うことによってなれるのですが、ほとんどのカードでその家族会員としてプライオリティ・パスを持つことはできません。
つまり、通常通りプライオリティ・パスが付帯する他のクレジットカードを持つか、普通にプライオリティ・パスに入会するしかないのです。
同伴者
通常、航空会社ラウンジだと、同伴者1人は無料で入れますが、パスを使う場合の同伴者は基本的に有料です(クレジットカード付帯では、一部同伴者も無料というものもあります)。
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無料で持つことに意義がある
このパスはフルサービスの航空会社の上級会員がコストをかけて持つものではありません。LCC(格安航空会社)などを使ったり、アライアンスを気にしない人が持つものです。
しかし、どうせ持つならこのパスを無料で持ちたいものです。
ちなみに筆者も、ほぼJALなどワンワールド加盟の航空会社を使い上級会員になっているので、ワンワールドのラウンジであれば世界中で利用できます。
だから使う場面は、他アライアンス加盟の航空会社をエコノミーで乗る時だけなのです。しかし、年会費も利用料もタダなので持ってはいます。
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プライオリティ・パスを無料で持つ方法
プライオリティ・パスを無料で持つためには、その付帯のあるクレジットカードを持つことです。
カードによって入れるランクが違うため、年会費などの要不要も違ってきます。
また、いずれもカード自体の年会費が10,000円以上するので、年間のラウンジ利用回数や、プライオリティパスの年会費、利用料をしっかりチェックし、割りに合うか否かをよく考えて入会する必要があります。
プライオリティパスを持つこと自体には、何のステイタスもありません。
オススメのカード
楽天プレミアムカード
最もコストが安く、最高峰であるプレステージ会員としてプライオリティ・パスに無料で登録ができるクレジットカード。
年会費10,000円(税抜)でカード会員になれば、パスの年会費、都度利用料ともに不要です。
今のところ、低コストでパスを入手したい人に最も人気が高いカードと思われます。
※入会は下記から
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セゾンプラチナ ビジネス アメリカンエキスプレスカード
最高峰であるプレステージ会員としてプライオリティ・パスに無料で登録ができるクレジットカード。
年会費は 20,000円(税抜) ですが、年間200万円以上ショッピングで利用すると、翌年は年会費10,000円(税抜)で利用可能です。
そうであれば、コンシェルジュサービスなどプラチナカードとしてのサービス内容でこの年会費という非常にコスパに優れたカードということになります。
また、カード名に「ビジネス」とついていますが、個人でも全く問題なく持つことができます。
※入会は下記リンクから
MUFGカード プラチナ アメリカン エキスプレスカード
年会費は20,000円(税抜)で、こちらも無料でプライオリティ・パスのプレステージ会員になれます。
そして、家族会員1名は無料で、さらにその家族会員まで無料でプライオリティ・パスのプレステージ会員になれるという高コスパのカードです。
選択に悩む?
上記3カードはいずれも無料でプライオリティ・パスを持つことができます。
これらのどれを選択するかは、家族構成や自分が貯めるポイント、マイルなどを総合的に考えて決めることになりますので、一度比較検討してみてはいかがでしょうか。
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