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日本には美味しいものがたくさんある
日本には、お米や野菜、果物、肉、魚など美味しいものがたくさんあります。
しかも、その地でしか取れない名産品や特産品も多く、一般的に高級品と言われる食材も普通に流通しています。
これらは、日本には海があり、山もあり、四季があり、そして生産者の努力が加わってできた奇跡の品々です。世界中みてもこんなに食材が豊富な国はありません。
本当に今これらをいただける私たちは感謝しなければいけません。
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高級食材は海外へ
しかし、一般的には高級食材を頻繁に買うことは難しく、たまにご馳走になったりするだけで、まだ一度も食べたことがないものもたくさんあります。
そんな中、数年前からこれらの高級食材が海外にどんどん輸出されているのです。
以前は特に地理的に近い中国や香港が多かったのですが、今はシンガポールやタイなどへも普通に輸出されています。
しかも、日本の豊洲市場から直送し24時間以内に現地の市場に到着し、冷凍でなく冷蔵状態ということなので鮮度もよく、ほぼ完璧な状態が維持されているとのことです。
確かに香港やシンガポールの和食のお店では、数年前から日本と全く同じレベルの和食をいただくことができます。
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買ってるのは実は現地の人
これらは以前であれば、日本からの赴任者や旅行者などの日本人や、日本料理店のためのもの、というイメージでしたが、実際には現地の人つまりローカルの人達が多く買っているようです。
実際にタイのバンコクでは、8割の客が現地の個人客とのことです。
日本の数倍の価格でも売れる
これは何を意味しているのでしょうか。
これは中国はもちろん、東南アジアの国々も経済発展が著しく、国民の所得が増えたということです。
さらに所謂富裕層の数も爆発的に増えているのです。
日本から空輸して日本の何倍かする物を現地の通貨で買うというのは、はっきり言ってすごいことです。
しかしそれができる人がどんどん増えているということなのです。
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もう日本人は買えなくなる?
では、今後はどうなるのでしょうか?
日本の生産者はデフレが続く日本よりも、高く売れる海外へ売ろうとします。今は自治体にもその動きがあり、官民一体となって世界をターゲットにしています。
そうすると、当然価格が上昇し、そうでなくても高いものが国内でもさらに高くなってしまいます。
その結果一般的な日本人には手が届かなくなるのです。
日本の食材を日本人が食べられないという悲しいことになります。
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どうしたらいいか
これを阻止する方法はあるのでしょうか。
残念ながらありません。
この世は資本主義です。弱肉強食です。
自分がより稼いで、高くても買うしかありません。
もう世界は昔とは違うのです。