世界一周航空券とは
みなさんは、世界一周航空券を利用されたことはありますか?
これは、一つの航空会社で世界一周するのはなかなか難しいので、大体同一のアライアンス内で乗り継いで東回りか西回りで出発地に戻って来る航空券です。
通常、世界一周するにはそれなりの時間が必要なので、普通の人はそもそもこの種の航空券の存在すら知らないのではないでしょうか。
逆に言えば、時間がたっぷりあって、行きたいところがたくさんある人にとっては、とても魅力のある航空券だと思います。
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世界一周航空券の使い方
例えば、スターアライアンスを例に取ると、日本→北米を全日空(ANA)で、北米→欧州をユナイテッド(UA)で、欧州→東南アジアをルフトハンザ(LH)で、東南アジア→日本をシンガポール航空(SQ)でといった具合です。
もちろん逆のパターンでもいいですし、決められた距離内であればもっと細かく乗り継ぐこともできます。
他のアライアンス(ワンワールド、スカイチーム)でも同様にあります。
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世界一周航空券の料金は
料金は、①何マイル以内といった距離と座席クラスの組み合わせで決まるパターンと、②いくつの大陸にどの座席クラスで行くかの組み合わせで決まるパターンがあるようです。
エコノミーの最安値が30万円代、ビジネスの最安値は70万円代、そしてファーストは100万円を超えてしまいます。
一見すると高いなーという印象ですが、それぞれの航空券を別個で買った場合に比べたらかなり安いと思います。
特に、クラスが上になればなるほどお得感が増します。ファーストクラスなんてそもそも普通乗れない上に、1往復乗っただけで、100万円くらいかかります。
ビジネスもなかなかいいですね。最近はどの航空会社もファーストを減らしてビジネスに力を入れていますので、クオリティがかなり高くなりました。
だから逆に、ファーストだけで世界一周しようとすると、設定がないことが多いのと設定があっても席数が少ないためなかなか予約が取れず、予定が立てにくいと思います。
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時間が自由になる人にはもってこい
この世界一周航空券は、世界を旅しながら仕事をする人、リタイアしてゆっくり世界を旅したい人、ヒマな学生には素晴らしい航空券です。
また、期限が1年なので、無理に急いで乗る必要がなく、急な用事ができて日本に帰らなければならない時は、別途航空券を買って、そこから一旦日本に帰り、しばらくしてまたその地に戻って旅行再開ということもできます。
もっとも、私は20年前に、ノースウエスト(現デルタ)とKLMしか乗れない世界一周航空券を買って、日本→アムステルダム→カイロ→アムステルダム→NY→日本を2週間で旅しました。
2週間の中に押し込むと、かなり忙しく、疲れた記憶があります。
ただ、価格はビジネスで30万円代でしたので、今思えば当時の航空券は破格だったのですね。