いわゆる自己投資
「資格を取る」ということは、投資になるでしょうか?
資格マニアの人を除いてほとんどの人が、その資格を取ってそれを使い、または貸して仕事をしようとしていると思います。
予備校等に通えば高額の授業料がかかり、そうでなく独学で頑張る人でも、参考書代に加え時間と労力もかかります。
そういう場合は、資格を取るという行為はリターンを得ようとしてお金を使うわけですから、完全に投資です。典型的な自己投資ですね。
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4つの資格
実は筆者も4個国家資格を持っています。中には合格率が1桁台の資格もあります。
特にその資格を生かした仕事をしようとか、そういった目的があったわけではなく、最初は趣味から発展した資格から始まり、資格の登竜門と言われるもの、そして漠然とした不安感から難関資格にも挑戦しました。
一つ合格すると、「なーんだ簡単じゃん」と、変な自信がついてくるもので、もうちょっと難しいものにチャレンジしてみようかな、と思うようになりました。
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その資格で仕事はしてないが
前述の通り、そもそも資格取得の目的がぼんやりしていたので、現在これらの資格が何か役に立っているか(稼げているかという意味)と問われれば、答えは完全に「NO」です。よく「死格」と揶揄されるパターンです。だから投資したけど今のところリターンはゼロです。
ただ、世の中の常識や仕組みを知るのに、また更に専門的な知識を得るためには、試験に合格するという目的に向かって自分にプレッシャーをかけながらやることの意義はあったと思っています。
今の生活に何か不満があるとかでないと、何か目標に向かって必死で勉強するとか、教科書が言っている意味が全くわからないという絶望感、試験に合格するかどうかという不安感、試験の時の緊張感など完全に別世界です。
そして何かを成し遂げた(合格した)という自信、自分はプロ並みの知識があるんだという優越感は非常に大きいものです。
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仕事に関係する資格なら取るべき
もし、現在の仕事に関係する資格なら、それは絶対に取るべきです。そしてそれは完全に正しい投資です。英語等の語学よりも仕事に関係する専門的な知識を身につけなさい、と言う人もいます。
そして、仕事に全然関係のない資格でも、長い人生の中で考えると、完全に否定されるものでもないと思います。ただ、本人が割くことのできる時間、労力、資金のバランスが重要です。あまりに他を犠牲にしなければならないのでは、本末転倒です。
また、これから人工知能に取って代わられる職業に関連する資格も意味無くなります。
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いざという時に威力を発揮する
とにかく今の時代何があるかわかりません。
毎年のように起こる天災や、場合によっては人災。数年に一度起きる金融危機や病気の蔓延。
昔であれば自分の人生ではそんなことは起きないだろうと、勝手に決めつけていたことが平気で起きる時代です。
世の中が混乱している時に頼れるのは、国や自治体でしょうか?残念ながらこれらは最低限のことしかやってくれません。
自分でなんとかしなければならないのです。
資格一つでどうにかなるとは思いませんが、それでも、こういう「いざ」という時に威力を発揮するのが資格なのです。
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