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カトマンドゥ(カトマンズ)の空気がヤバすぎる!

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ネパールの首都カトマンドゥ

インド、中国と国境を接し、ヒマラヤ山脈を有する内陸の国、ネパールの首都がカトマンドゥです。

街自体は非常にコンパクトで、郊外も含め世界遺産など歴史的な建造物も多く、旅行がしやすい魅力的な街です。

2015年には大きな地震があり、一部まだ修復中の場所もありますが、2019年時点で旅行するには全く問題ありません。

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街は魅力的だが大気汚染が激しすぎる

カトマンドゥの街自体は魅力的なのですが、はっきり言って空気が汚なすぎます。

筆者が過去旅した街の中でも、感覚的に3本の指に入る汚染度です。

正直まともに呼吸する気が起きません。

国単位では、2018年にWHOが発表した、2016年の大気汚染度(PM2.5の濃度)で、ネパールがワースト1という不名誉な結果が出ています。

(資料)

PM2.5などが原因

上記の通り、ネパールの都市部のPM2.5の数値が世界最悪ということは、自動的にカトマンドゥが世界最悪と言ってもいいのでしょう。

WHO(世界保健機関)が設定したPM2.5の安全基準は、1立方メートルあたり25マイクログラムですが、カトマンドゥの数値は110マイクログラムなのです。

PM2.5発生原因

カトマンドゥでは、車はもちろん今でも中古の日本車やインド製のオンボロバスが活躍していますので、排気ガスも垂れ流しです。

硫黄酸化物(SOx)、窒素酸化物(NOx)などが主な構成要素です。

工場の排煙

レンガ工場、コンクリート工場からの排煙も大きく影響しています。

地震で崩れた建物の再建用に作るレンガ工場が、それに輪をかける結果になっています。

土ぼこり

こういった街にありがちですが、中途半端な道路の舗装と、舗装が剥がれていても直さなかったり、そもそも舗装されていないので、そこらじゅうに土や砂があり、風で舞うのです。

これに対し、カトマンドゥでは、行政がちゃんと舗装することを求めて市民のデモも行われています。

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地形も影響

カトマンドゥは渓谷の底にあるのため、空気の通りが悪く余計に汚い空気が溜まってしまうのです。

地形は変えようがないので、どうしようもないですが。

首相は呑気

上記の通り、はっきりとしたデータが出ていても、ネパールの首相は、「ダストフリー都市」宣言をしたということなので、完全に感覚がずれています。

もう対策は終わった、ということであれば、ますます改善の見込みがなくなってしまいます。

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カトマンドゥ以外でも深刻

カトマンドゥ以外でも、ネパールのいくつかの街の大気汚染は深刻なレベルです。

ルンビニ、チトワンのPM2.5は、なんとカトマンドゥを凌ぐ数値です。

ネパールの南西部にある、ルンビニは釈迦の生誕地で仏教の聖地ですが、ここの僧侶がマスクをしているという、異様な光景が日常になっています。

ここに数日滞在しただけで喘息の症状が出る人もいるようです。こんなところでマトモに瞑想などできません。

このルンビニの汚染は、上記理由にさらにセメント、鉄鋼、紙などを生産する工業地帯の存在が大きく影響しているということです。

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住人のからだにも異変が

これら汚染地域の住人は毎日この汚い空気を吸っていて大丈夫なのでしょうか?

もちろん大丈夫ではありません。

前述の通り、肺などの呼吸器系や皮膚の病気が報告されていますし、頭痛やくしゃみなどは日常の症状のようです。

汚染地域に住む人たちの寿命が、そうでない地域に住む人たちより短いというのも事実です。

発展する国が通る道

日本もそうだったように、発展する国は多かれ少なかれその途上で公害が問題になります。

インド、中国等同様にネパールも今その時期なのです。これから国がいろいろな規制を設けて少しずつ綺麗にしていくしかないでしょう。

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ポカラの国際空港建設が必須

ネパール旅行のメインであるトレッキングは、カトマンドゥから200キロほど離れた美しい街、ポカラが拠点になりますが、2019年現在ポカラには国際空港がありません。

だから外国からポカラへ行く場合、結局はカトマンドゥを経由することになります。

汚い空気を吸いたくない人はダイレクトにポカラへ行きたいはずです。

現在ポカラに建設中の国際空港が早く完成することを願っています。

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