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日本の銀行も淘汰の時代

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銀行の支店、営業所が減っていく

昨今、銀行の支店や営業所の閉鎖、統合、そしてそれに伴う従業員の削減が激しくなってきています。

もう数年前から地銀の倒産、合併が頻繁に起きています。人口減少の激しい地方は銀行も経営が厳しいので、当然といえば当然です。

それは今後地方にとどまらず、都市圏でも同様のことが起きてきます。

予想されていたことではありますが、いよいよ来たか、という感じです。

人口の減少も大きな要因ではありますが、その他にも銀行を取り巻く環境が非常に厳しくなっています。

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銀行の数と稼ぐ力

銀行の数自体がここ20年以上減り続きています。稼げなくなって、統廃合が進んでいるのです。

聞いたことのない地銀がいつの間にか一緒になっていた、というのもよく聞く話です。

稼ぐ力

銀行の稼ぐ力「業務純益」もここ10年下がり続けています。

稼げなくなって統廃合される。ある意味自然ではあります。

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稼げなくなった理由

預貸率の低下

預貸率とは、銀行に預けられた預金総残高のうち、いくら(何%)が貸付に回っているかを示す数値で、まさに銀行の収益の柱です。

つまり、預金と貸付の金利差(利ざや)で稼ぐのですが、この預貸率が年々下がっています。

実はここ20年預金総額は増えていますが、貸出総額はほぼ変わりません。ということは効率良く預金を貸付に回せてないということです。

超低金利

昨今の超低金利も影響して、企業なども高金利では借りてくれません。結局利ざやが稼げないのです。

10年前と比べて利ざやは半分くらいになっています。さらに逆ざやの銀行もあるくらいです。

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決済手段の多様化

銀行は手数料収入でも稼いでいました。

特に手数料については、窓口で振り込み等の依頼をすると、そんなに取るか?というくらい高額な金額を要求されます。

しかしこれも時代とともに稼げなくなっています。

ネットの普及

今では新規参入の銀行を中心にネットバンキングが充実してきており、ネットで振り込めば手数料が格安または無料になり、窓口で手続きするという選択肢はなくなりました。

これからの時代、窓口を使うのはネットを使えない年寄りだけになるでしょう。

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暗号資産(仮想通貨)の台頭

この数年で世の中を変えたと言ってもいい、暗号資産の台頭も大きいですね。

暗号資産を決済に使えば、銀行が介在する余地がないのです。つまり銀行に手数料が入って来なくなるのです。

決済スピード、手数料のことを考えれば、間違いなくみんな暗号資産を選択するでしょう。

今は銀行さえ暗号資産に参入しているわけですから。

AIの進化

以前からAI の進化により今後なくなる職業として、銀行の営業マンも挙げられていました。

もっともAI云々以前に、今でも特に何のスキルが必要なのかよくわかりませんが。

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日本の金融商品の少なさ

日本は金融ビッグバンとか、貯蓄から投資へ、と言ってる割には投資後進国で、はっきり言ってまともな投資商品はありません。

投資信託のような法外な手数料を取る商品を普通に売っていて、金融リテラシーのない国民が普通に買っていました。

基本的にこの構図は変わりませんが、少なくとも海外に目が向いている投資家や、日本で納税したくないお金持ちは海外に移住し、まず日本の金融商品は買いません。

そしてそういう人たちが今後は間違いなく増えていきます。そうすると、手数料がどんどん減っていくのです。

固定費の高い銀行は淘汰される

以上のように、利益が減る上、日本の銀行の役割がどんどん減ってきているのですから、固定費が高い人も支店や営業所の数も減らさなければ銀行はやっていけないのです。

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