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タイムシェアとは
よくヒルトンやマリオットなどの海外有名ホテルのタイムシェアの誘いがきますが、タイムシェアとはどんな形式なのでしょうか。
そして、最終的に買うべきなのでしょうか。
会員権を買う
まずはホテルを使用する権利を買います。他のリゾート会員権やゴルフの会員権と同じようなものと考えていいと思います。
ただ、海外有名ホテルの場合、不動産登記費用や固定資産税、修繕積立金など年間の管理料が別途かかってきます。
だいたい有名なホテルで200~500万円程でしょうか。
値上がり、値下がりは?
相場なのでわかりませんが、今は一貫して上昇しているようです。
不要になったら?
もちろん売ることもできますし、相続することもできます。
年間の使用限度日数まで部屋を使える
一週間単位で部屋を買うか、ポイント制で、年間の契約日数まで部屋を使うことができます。
その都度コストはかかる?
わずかですが使用する度にいくらかはコストがかかるのと、かからないのがあります。
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タイムシェアのメリット、デメリット
上記の特徴などは、メリットである場合とデメリットである場合があります。以下このシステムのそれぞれを挙げてみます。
メリット
・別荘を持った気分になれる
・世界中にある同系列のホテルに宿泊が可能
・必然的にリピーターが多く、会員同士で同じホテルで仲良くなったりできる
・子孫に相続できる
デメリット
・年間の日数が決まっている(そもそも休暇をたっぷり取れる日本人はそんなにいないことを考えると、あまり関係ないかもしれません)。
・同じ系列のホテルしか泊まれない
・自分の行きたいところに行けない(世界のいたる所にその系列のホテルがあるわけではない)。
・年間の権利を消化するために計画を立てなければならない。つまり、行きたいからではなく義務になってしまう。
・繁忙期は予約が集中するため、結局自分の行きたい時に行けない。
・その年に消化できなかった権利はある程度翌年に持ち越せるが、結局翌年も消化出来ず流してしまうことがある。
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説明会に夫婦で参加
業者側はよく、マイルや商品券のようなものをプレゼントして、説明会に参加させたりします。
一応世帯年収のハードルがあったり、夫婦同伴を原則にして「選ばれし人達」であることを演出しています。
そして説明会で話を聞いた夫婦は、ほとんど欲しくなってしまうのです。
タイムシェアは消費か投資か
これはその人のライフスタイルよるので、善悪の問題ではないのですが、個人的な見解は下記の通りです。
単なる消費
この権利を買うことは、ほぼ完全に消費です(会員権の値上がり益を確実に得られれば話は別ですが)。そうであれば同じホテルを好きな時に安く泊まれればいいのです。
今はネットで世界中の一流ホテルを格安で使える時代です。年会費や都度支払い、その他制約を考えれば、明らかにネットで申し込んだ方が安いでしょう。
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投資にならない
上記の通り、この権利を買う行為は消費です。投資にはなりません。しかもまとまったお金が必要です。そのまとまった金額で投資をし、稼いで旅行のホテル代に充てれば手出しゼロのはずですが。
現代はモノを持たない時代
動産であろうが不動産であろうが、モノを持つというのはそれだけでコストがかかり、移動の自由を制限したり、判断を遅らせる原因になります。
日本人は家にしても、車にしてもとにかく持ちたいのです。そして結果的にそれが重荷になって、他の使うべきところに使えないという人が多いのです。
ビジネスでも同じこと
事務所を持たない、在庫を持たない、従業員を持たない、そんなビジネスというのが最も利益率が高いのです。
そうであれば、会員権を買うこの種の単なる消費は完全に時代に逆行していると言っていいかもしれません。
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お金が余ってるなら不動産投資
数百万円というまとまったお金があるのなら、不動産投資に使うべきでしょう。
そもそも不動産投資は自己資金ゼロでも可能なのです。それが自己資金があれば初月から利益が出るかもしれませんし、さらにまとまった金額なら加速度的に稼げる可能性もあります。
そこで稼いだお金で世界の好きなホテルに泊まればいいのです。もちろん他の投資でもいいのですが、とにかく大切なのは資金を遊ばせないことと、単なる消費にならないことなのです。
そういった意味では、タイムシェアはお得とは言えないのではないでしょうか。