投資先は星の数ほどある
不動産投資に関して配信されるメルマガや自分たちでネットで検索しても、本当にいろいろな場所について投資の誘いがあります。
「今○○が熱い」とか、「最後のフロンティア」とか、「これからは円安になる」等々、ボヤボヤしてるとチャンスを逃しますよ、と言わんばかりの文言がいくつも並んで投資家の心を揺さぶります。
そこには、それなりの根拠が書いてあり、その場所に関して素人の者はすぐ納得してしまいそうです(筆者がそうです)。
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それぞれ得意エリアがある
そしておもしろいのは、それぞれの会社の推す場所が様々であることです。
ただこれは至極当然かもしれません。地球は広いですし、その会社の得意な場所もあるでしょう。また、他社と同じことをしていては差別化できないため、独自性を出すためには世間に出ていない物件を出す必要があります。
一般的にこの種の物件を案内してくれるのは小規模な会社が多く、社員の数やコストの関係からそんなに多くの物件は扱えません。
だから、「この物件は間違いありません」、「この物件に社運をかけています」みたいなことを言って盛り上げます。
よく筆者はセミナーとかで、「先日、他社で○○がいいって言ってましたよ」って言うと、「もう○○は遅いですよ」とか「○○はダメですよ」って答えが返ってきます。
本当に○○のことがわかっているのかどうかわかりませんが、いつもおもしろいなーと思って聞いています。ただ、そのように言われると、またそちらを信じたくなる自分もそれなりにおもしろいですが。
結論を知りたければ全てに投資する
お金が無限にあれば、本当に全ての物件を試してみたいです。そうすれば、何年か後には結果が出て、成功か否かの判断が出来ます。
しかし、それはまともな投資家のすることではありません。実際、どんなお金持ちの投資家でもそんな人はいません。自分で考え、判断してイケルと思ったところだけに投資します。評論家ではないのですから。
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何を基準に選ぶか?
では、何を基準に物件を選んでいるのでしょうか?
価格
まず、価格。予算に限りがある以上ここでかなり選択の幅が狭められます。例えば、1000万円しか使えない人と5000万円使える人では、まずエリアが違ってきます。
1000万円では残念ながら、アジアでもその国の首都は厳しいです。少し郊外に出るといくらでもありますが、そういう場所は結局、家賃が安くなったり、そもそも賃貸付けができなかったりします。あとは、本当によくわからないが、その国の将来を買うくらいのリスクの高いエリアになります。
もし、5000万円あれば、かなり選択肢が増え、アジア以外のエリアも候補に入ってきます。また、そういったエリアは堅い投資が期待出来ます。
ただし、資金が1000万円もないという人でも、アメリカやカナダ等の土地を区分所有するという手(ランドバンキング)があります。
ランドバンキングであれば1万ドルから投資できますので、資金ができたら違ったエリアに分散して投資することができます。
リスク
他には、リスクも重要な判断基準になります。日本の投資家は、何年も前からアジアの成長性に期待して、クアラルンプールやバンコクに投資してきました。
もちろん国や街は成長しているのですが、具体的に投資した物件で「これだけ儲けました」、という話をあまり聞きません。
むしろ、コストだけかかり続け、賃貸付けできずにインカムがない、といった話をよく聞きます。
これらの国々の不動産投資は歴史が浅いので、アメリカなどの先進国のようには当然いきません。それがまさにリスクなのでしょう。
クアラルンプール、バンコクのあとはマニラ、プノンペン、ホーチミンへと旬な地域が変わってきています。
今では、スリランカが最後のフロンティアと呼ばれたかと思うと、もうバングラデシュに変わっています。
もちろんリスクが大きければ、大体リターンも大きいので、その人がどれくらいのリスクを負えるか、またリターンが欲しいかによって投資エリアも違ってきます。
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業者
国内にしろ海外にしろ、不動産投資で重要なのは業者です。
物件を紹介してくれる業者がどれくらい信頼できるかです。
国内ならまだしも、海外となると物件以上に業者にフォーカスしなければいけません。
業者に騙されたとか、変なものをつかまされた、とかいう話しは枚挙にいとまがありません。
いずれにせよ、勉強と情報の入手を怠らないようにしなければなりません。