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海外旅行先での日本人の少なさ
いつも海外を旅行していて思うことがあります。
それは、日本人は人生を楽しんでいるか、ということです。
海外に行けばどんな辺鄙なところでも、欧米人はもちろん、今は中国人、韓国人が必ずと言っていいほど旅行しています。
それに対して日本人はハワイなどメジャーなところにはわんさかいますが、少しマイナーなところでは極端に見なくなります。
日本人の人口からすれば、それなりの人が世界中にいてもいいようですが、意外とそうでもないのです。
しかも日本人が海外旅行をする時期は、ゴールデンウイーク、夏休み、年末年始に集中していますが、他の国々の人たちは年中旅行しているようなイメージさえあります。
この違いは何なのでしょうか?
世界の中では今でも裕福な国民である日本人に旅費が無いとは考えにくいのです。それはおそらく単に相対的に海外旅行をしてないからなのです。
日本人のパスポート保有率が約25%ということからもその事実が裏付けられます。
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海外旅行をしない理由
ではなぜ海外旅行をしないのでしょうか?
休みが取れない
昔から言われていることですが、最大の原因はこれでしょう。
会社員は、同僚が休まないし、自分が休むと同僚に迷惑がかかるから休みづらい。自営業者は休めば休んだだけ収入が減る。という理由で休みが取れないのでしょう。
最近は長期の休暇を推奨したり、強制的に取らせる会社もありますが、そんな会社は日本に一握りもないでしょう。
もし休みが取れても、土日にプラス2、3日であれば、距離的にやはりアジアがメインになり、乗り継ぎが必要な地域がどうしても候補から外れてしまいます。
過酷に働いてきた諸先輩から比べるとまだマシかもしれませんが、この日本の伝統はなかなか変わりません。
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国内に楽しいことがたくさんある
日本は諸外国に比べて、国内旅行についてもその他のレジャーについても恵まれた環境にあり、特に海外に行かなくても満足のいく楽しみ方がたくさんあります。
また、テレビ以外にもバーチャルで行った気になれる映像技術も進歩しており、わざわざお金をかけて行くという行為に至らないのでしょう。
お金がない
前述の「裕福な国民」と矛盾しますが、実はこれが影響しているのかもしれません。
・若い人はスマホや他の通信などにお金を使う。
・中年は、子どもの教育費や住宅ローンで余裕がない。
・高齢者は死ぬまでの生活資金が不安、またはお金があっても体力と気力がない。
という理由から結果的に旅行に資金が回らないのではないでしょうか。
海外旅行だけが人生の楽しみではないが・・・
別に海外旅行をしないから人生を楽しんでない、というわけではないのですが、旅行好きの自分からすると、明らかに楽しんでないような気がします。
旅行をしていると嫌なことも、辛いことも、思うようにならないことももちろんあります。しかし、それらも含めて非日常という意味で、これほど楽しいことはないと思うのです。
onとoff
昔から日本人はonとoffの切り替えが下手だと言われています。
これはやはり普段単調な生活の繰り返しなので、普段と違うことをなかなかできなくなっているから、というのが一つの原因だと思います。
よく、新しいことをしたり、新しい発想が出てくるのは、普段の生活圏から遠く離れた場所だ、と言いますが、これは本当だと思います。
毎日同じ生活をしていたのでは同じ発想しか生まれないでしょう。
仕事はしっかりする。遊びももちろん楽しむ。それが人生を楽しむことだと思います。
人生を楽しむ手段もたくさんあった方がいいです。
人生は有限
日本人は亡くなる時、2000万円くらい貯蓄しているといいます。
残しても税金で持って行かれるだけなら、もっと自分のため、社会のために有効に使いたいですね。
人生は有限です。今を生き、今を楽しみましょう!