投資情報

パティシエになるには

投稿日:

Pocket

将来就きたい仕事

子供たちに「将来就きたい仕事」のアンケートを取ると、常に女子のランキング上位に入るのがパティシエです。

なりたいのがフレンチやイタリアンのシェフではなくて、パティシエなのは、おそらくケーキやお菓子自体が子供たちに身近で、ほとんどの子供が好んで食べるのと、華やかなイメージが大きな要因だと思います。

<スポンサーリンク>

Xserverドメイン

専門学校も大盛況

パティシエになるための洋菓子専門学校も大盛況で、毎年多くの生徒が入学します。

学校を卒業したら、どこかのお店で修行を積んで、将来は自分のお店を持ちたいとみんなが夢を持って入学するのです。

現実は厳しい

どんなことでも専門の技術を身に付けるのは難しいですが、パティシエになるのもまた同様です。しかも、なった後も多くの難関が待ち構えています。

お店自体が儲からない

洋菓子店自体が儲かる業界かといえば、決してそんなことはありません。一個当たりの利益率が高いので、飛ぶように売れればもちろん儲かりますが、そんなお店は数えるほどしかありません。

むしろ以下の通り儲からない要素が満載です。

需要が漸減している

少子化の影響がこんなところにも出ています。若い世代の人口が減っており、必然的にお菓子関係の需要も減っています。

さらに、大人の間でも、ドーナツをはじめ、食べ物にしろ飲み物にしろ、甘い物を避ける傾向が強まっています

<スポンサーリンク>

原材料の高騰

ケーキに使う砂糖や生クリームは日々価格が上昇しており、買うお店側がこれらの価格を抑えることはできません。

合わせて、箱などの副資材も継続的に価格が上がっており、ボディブローのように効いてきます。

一方でこの原価の上昇分を価格に上乗せすれば消費者は敏感に反応し、一時的であっても売上は落ちます。

廃棄が多い

特にケーキは見た目が大事なので、パンのように形が不揃いというのは許されません。ということは失敗作がそれなりに出てきます。

また、賞味期限も短いので、売れ残りは全て廃棄せざるを得ません。

売れ残りを減らそうと在庫を減らすとショーケースの中が貧相になったり、客の欲しいものが無ければ、客はその店を見切ってしまうかもしれません。

<スポンサーリンク>

【投資の達人になる投資講座】

洋菓子店以外とも競合

洋菓子店も街にはたくさんありますが、ライバルは同じ洋菓子店だけではありません。最近はパン屋さんでもレパートリーが増えて、創作パンやケーキなどに近いものもあり、競合になっています。

そして、洋菓子店の経営が厳しいと分かると、さらに利益率の高いパン屋さんに業態変更する店が増えてきています。

また、ネット通販で割安の冷凍ケーキなども出回っており、最近は味も悪くないものが多いので、こちらとも競合することになります。

夏場の暑さ

元々夏場は洋菓子の需要が落ちる時期ですが、ここ数年は毎年猛暑で、今後もこの傾向は続きそうなので、ますます洋菓子にとって厳しい環境になります。

<スポンサーリンク>

労働時間の概念がない

洋菓子店はいずれも規模が小さく、バイトならいざ知らず、パティシエになろうとして修行するものに労働条件や労働時間という概念はありません。

所謂、「やりがい搾取」が横行しており、やりがいがあるからそんなことには耐えられる、という観念を植えつけています。

つまりかなり過酷な生活が待っているのは間違いありません。

単なるシェフでは稼げない

ある程度修行を積み、実績を認められると、有名ホテルやレストランでシェフとして働けるようになるかもしれません。

しかし、それは結局はサラリーマンですので、自分の好きなことはできず、言われたことを淡々とやるしかないのです。

そしてもちろんサラリーマンですので、年齢に応じた給料しかもらえません。

オーナーシェフでも

万一めでたく独立して自分のお店を持っても、今度はオーナーという大変な仕事が待っています。

今まではガムシャラにケーキを作っていればよかったのですが、これからは経営をしなければならないのです。

自分のことだけ考えていればよかったのが、どうやって利益を出していくかという、ある意味ケーキを作ることより難しい作業が待っています。

会計や法律、労務管理など勉強しなければならないことが山ほどあります。

<スポンサーリンク>

サイトに広告を掲載してお小遣いが稼げる!【A8.net】

ガッツと資金が必要

上記の通り、今でも非常に厳しい世界ですし、今後も明るい未来が待っている業界ではありませんので、絶対にやり抜くというガッツと体力、そして修行中のお金がない時期に耐えられるある程度の資金が必要です。

これらが十分に備わっているという人は是非挑戦してみてください。

336280

<スポンサーリンク>

side

<スポンサーリンク>

336280

<スポンサーリンク>

side

<スポンサーリンク>

-投資情報
-, , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , ,

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。

関連記事

大手企業のサラリーマンからの独立が王道だ

Contents1 お金持ちへの道2 超大金持ち3 普通のお金持ち4 世間的にはそこそこな人5 どんなライフスタイルを目指すか5.1 仕事も遊びも自分のペースで楽しみたい5.2 サラリーマン→独立がい …

問題が実際に起きないと行動を起こさない日本人

Contents1 台風頻発と巨大化2 対応2.1 市区町村(地方自治体)2.2 民間の会社等3 投資でも同じこと 台風頻発と巨大化 2018年は、日本列島を台風が毎週のように襲う年になりました。しか …

確定拠出年金で節税だ!

Contents1 年金の構造1.1 公的年金1.2 私的年金2 会社員(第2号被保険者)2.1 企業年金(3階部分)2.1.1 確定給付年金と確定拠出年金2.1.1.1 確定給付年金(DB)2.1. …

効率よく稼ぐための外部活用のススメ

Contents1 収入を最大に支出を最小に2 ポイントは支出3 時給の安い人に任せる4 家事も同じこと 収入を最大に支出を最小に 投資にしろ、ビジネスにしろ、稼いでナンボですから、利益をあげなければ …

OECD消費税増税勧告のナンセンス

Contents1 OECDの消費税増税勧告2 洗脳3 消費税増税の根拠4 消費税は全国民に公平か5 無駄を排除せよ6 消費税増税で万事休す OECDの消費税増税勧告 日本の消費税は19年10月に8% …