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保険
この世には、生命保険、損害保険、自動車保険、海外旅行保険など、ありとあらゆる保険があります。
その中には必ず加入しなければならないものや任意でいいものがありますが、そもそも、保険は普段から少しずつお金を払っておけば、何かその人にあって多額のお金が必要になった時に、みんなで助けてあげましょう、という相互扶助の名の下、痛みを分かちつつ、みんなにメリットがあるというのがその仕組みです。
保険会社は儲かる
その中でもリスクが小さくリターンが大きいのが保険会社です。
これは、被保険者が事故を起こさなければ掛けた保険料は保険会社にあげたも同然、事故を起こしてもみんなの払った保険料から賄われるので、保険会社の持ち出しは基本的にはありません。むしろ集めたお金を運用して利益を得ています。
最近は大地震や水害が頻繁していますので、一度に保険会社から支払われる金額が大きくなってはいますが、保険会社は、事故の起きる確率が高ければ保険料を上げればいいですし、確率が低ければ保険料を下げればいいので、飽くまで一時的なことです。
だから、保険会社は確実に儲かるようになっているのです。
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そんなもの?
そうであれば、被保険者は安心を買っているのだから「そんなもの」と考えて、何かが大きなことが起きなければ、何もしなくていいのでしょうか。
つまり、請求するところは請求する、という当たり前の行動すらしていない人が多いのではないでしょうか。
これは、ウソをついたり故意に事故をして保険金を詐取するという保険金詐欺とは全く違います。
保険金が下りる要件を満たすのであれば、当然に請求すべきことなのです。そのために決して安くはない保険料を払っているのです。
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普段あまり使う機会がない保険
なかなか請求する機会がない代表が火災保険と地震保険です。
火災保険
主に住宅などの建物に掛ける保険に火災保険があります。
単に火事で住宅などが燃えただけではなく、大雨や大雪で家屋が損傷したりした場合ももちろん保険金は支払われます。
地震保険
火災保険とは別に地震保険にも多くの人が加入していると思います。
阪神淡路、東日本と大震災が短期間で起きており、日本では今後もかなりの確率で大地震が起きると予想されています。
地震保険は、火災保険に入った上で別途契約する必要があり、保険料も高いのですが、地震は火災保険ではカバーできないので、これは入っていなければ大変なことになる可能性も高いのです。
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最近の異常気象
ここ数年日本では毎年のように自然災害が起きています。想定外という言葉がよく使われますが、もはや何が起きても不思議ではありません。
世間的にあまりニュースにならない災害ならいざ知らず、誰もが認めるような大きな災害であれば、その災害と損壊の因果関係が認められれば、当然に保険会社も保険金を支払います。
どうしても全壊や半壊、一部損壊しないと請求できないのかと勘違いしがちですが、例えば雨樋が雪の重みで微妙に傾いたり、揺れによって壁にヒビが入っても支払われる可能性があります。
ダメ元で請求する
日本人は奥ゆかしいのか、自分で勝手にダメだろうなぁと判断する人が多いような気がします。
それは、保険に限らず、自分の権利を主張したり、意見を述べるのが苦手な人が多いのです。
相手を傷つけまいとする気持ちは素晴らしいですが、保険会社が相手ならそんなものは関係ありません。
また、そもそも請求できるという知識がない人がかなりいると思われます。
そして、家の状態を調べてもらった結果、なんの損壊も認められなかったとしても、失うものは何もありません。何もなくて良かったね、で終わりです。
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修理しなくても良い
保険金が下りたとして、そのお金で家を修理するのかといえば、それは自由なのです。
つまり、壁のヒビとか雨樋の傾きなど軽微な損傷で、今すぐ修理する必要がないものは、それは放っておいてもいいのです。
危険な箇所があればもちろん修理します。
保険に限らない
以上のように、火災保険に限らず、正当な権利を主張したり、自分の意見をはっきり言うことは、これからの国際社会には必須の能力です。
言わない人は確実に損をします。