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「豊か」とは、「貧しい」とは
よく、豊かとか貧しいと言いますが、これは何を基準に言っているのでしょうか。
これは個人個人で全く基準が違うため、一概には言えませんが、下記のようなことが基準になってると思われます。
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経済的
やはりまずはお金を持っているか否かです。
ほとんどの人はこれによって他人が豊かかどうかを判断します。他人のことですので、もちろん勝手な判断です。
しかし、本人の場合、いくらあれば豊かと感じるのか、これも人それぞれです。
年に何億も稼ぐプロスポーツ選手も、他人から見れば裕福に見えますが、本人は数億では満足出来ず、豊かとは感じないかも知れませんし、年収200万円でも十分という人もいます。
これはなぜかというと、お金持ちの人は、そうでなかった時から徐々にいい生活をしていくと、もっともっとと、より良い生活をしたくなりきりがないからです。
一方で年収200万円の人は、そんなもんだと思っており、多くを望まないため特に貧しいという感覚がないのかもしれません。
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精神的
よく経済的によりも、精神的に豊かになりなさい、と言われます。
この精神的にという言葉も、豊かに感じるかどうかは人それぞれです。
普通どんなことで豊かと感じるのでしょうか。
家族
人間は親から生まれてくる以上、家族が最小のコミュニティです。そして本来最も落ち着く場所です。
家族の仲がいいと仕事もうまくいく、と言われますが、少なくとも精神的に安定するのは間違いないでしょう。
そしてその安定が幸せだと感じるのです。
友人関係
家族と同じように友人関係もまた大事ですし、気の置けない仲間といると幸せを感じることが多いものです。
孤独を楽しむ人ももちろんいますし、最近はSNSなどの出現で一人でいてもなにも困りませんが、いざという時に助けてくれたり、相談できる友人を持っているのは非常にありがたいことです。
知識、経験
お金に勝るものが知識や技術であったり、経験です。
お金は盗まれることはあっても、知識や経験は盗まれることはありません。お金は減ることはあっても、知識や経験は増える一方です。
つまり豊かになる一方です。
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社会に貢献
自分の欲求がある程度満たされると、今度は他人の欲求を満たしてあげたり、何か他人のためにしてあげたいと思うようになります。
これは、マズローの欲求5段階説からも普通の行動です。
悩んでる人がいたら、話を聞いてあげる。困ってる人がいたら、助けてあげる。これを無意識に出来るようになれたら素晴らしいです。
また、自分が満たされてなくても、人のために何かしてあげると、必ず人は助けてくれたり有益な情報をくれたりします。
平和
家族という小さなコミュニティから、民族間、国家間に至るまで、みんなが仲良く助け合って生きられればこんなに素晴らしいことはありません。
そしてそれを願い、叶うよう努力することが一番精神的に豊かと言えるのかもしれません。
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経済的に豊かでも、精神的に貧しい人
お金はたくさん持っていても、自分のことしか考えない人はたくさんいます。
残念ながらそういう人は周りの人からの信頼が薄いです。そして、妬まれます。
経済的には苦しくても、精神的にゆとりのある人
このタイプの人もいるにはいますが、実際にはかなり少なく、なかなかそうなれません。やはり、経済的に余裕がないと時間や心の余裕がなくなりがちです。
そして経済的に余裕がある人は、普通はだんだん他人に対しても優しくなれたり、寛容になれたりするものです。
豊かとは、自分も他人も幸せになること
上記の通り、結局、豊かか貧しいかは、自分が幸せになり、そして他人も幸せにしてあげられるかどうかだと思います。他人がどう思うかは関係ありません。
基準はいろいろあると思いますが、普段質素な生活をしている、ウルグアイのムヒカ元大統領がいいことを言っていました。
「貧しい人とは、もっともっとといって、いくらあっても満足しない人のこと」と。