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何年やっても英語を話せない
筆者を含め多くの日本人は、何年も英語の勉強をしているにもかかわらず、かなり残念なほどしか喋ることができません。
しかも多くの人が、大学入試に出てくるような難関な問題を解くことができるにもかかわらず、です。
話せない理由
これに対しては、あれこれ理由が指摘されていますが、主なものはこれではないかと思います。
1.アウトプット不足
インプットはするんだけどアウトプットをしないという人がほとんどです。
机の上でガリガリ勉強しても、それはほとんどの場合試験のためで、知識は十分あるのだけどそれを言葉に発するという作業がないのです。
ただ、アウトプット自体がいやな訳ではなく、アウトプットする機会が少な過ぎるのです。
話さないと話せないのは当たり前です。母国語ですら何年も話さないと忘れるのに、いわんや非母国語をやです。
日本にいると全く英語を話さなくても生きていけます。生きていけるどころか、話す機会を自ら作らないと話したくても話せません。
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話す機会を作る手段
では自分で話す機会をどうやって作ればいいのかですが、そんなに特別なことはありません。昔から言われていることにネット関係が加わる感じです。
①留学する
一番効果的なのがコレでしょう。
周りに日本人がいなければ英語を話さざるを得ないので、強制的に話す環境になります。
逆に、留学しても周りに日本人がいると、いつも一緒に行動し、英語を使う機会が減って、例えば1年留学してもほとんど話せないということになります。そういった話は枚挙にいとまがありません。
また、1年留学すれば数百万円のコストがかかり、失敗できないという意味では、国、学校選びや生活のことまでかなり慎重に準備を進める必要があります。
②英会話教室に行く
留学せずに国内の英会話教室に行くという手もあります。
しかし、例えば週一回程度の授業ならほとんど意味はないでしょう。単なるペースメーカーにしかなりません。
一番コストパフォーマンスが悪い選択です。
一時英会話教室も乱立していましたが、他の手段がいろいろ出てきたため、今では往時の勢いはありません。
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③オンライン英会話
コストを抑えるという意味では非常にパフォーマンスはいいと思います。
また、マンツーマンなら話す量も多く、グループレッスンにありがちな無駄な時間を排除できます。
国内でも英会話学校などがオンラインでやっていますが、やはりコストは高いので、海外の業者を使うのが主流になっています。
特に一番人気はフィリピンの業者です。
フィリピンは、母国語が英語でない国では最もきれいな英語を話す人が多い国、と言われているからです。
また、前述の留学も、コストや日本からの距離という面から、短期であればフィリピンを選択する人が増えています。
④旅行に行く
実践で慣れるという意味ではいいのですが、結局自己流で、しかも旅行で使う英語などはほとんど決まっているので、あまり進歩はないでしょう。
ただし、旅行先で外国人の友達をたくさん作って交流するというのは効果的です。
⑤日本にいて外国人の友達を作る
日本にも留学生や英語講師また駐在員などが多くいます。
カフェやパブのようなところで交流するのもいいですし、同じ趣味を持つ者が集まるサークルのようなものに参加して友達を作ることができます。
また、アプリを使って外国人の友達を作ることも今では容易になっています。
これはほかの方法に比べてもコストが格段に安く、効果も期待できるのではないかと思います。
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2.学校教育
国際標準に程遠い
教育は簡単には変えられないというのは、日本の歴史を見ればわかります。もちろん英語もです。
今頃やっと、読む、書く、聴く、話すの4つの技能について議論されていますが、遅すぎます。
実際には、何年も前から言われているのですが、結局大学入試が変わらないので、その下も全部変わらないのです。
中国ではもう何十年も前から英語を重点科目に置き、国をあげて英語教育に取り組んでいます。
その結果、若年層のほとんどは日常会話くらいはできると聞きます。
教えられる人がいない
日本では、現在小学校3年から英語が必修となっていますが、そもそも小学校の先生が4つの技能を教えられるのか、という問題があります。
小学校の先生は英語のプロではないので、教えられる人は僅かでしょう。
国の指針と先生の資質というダブルの壁が、そこには立ちはだかるのです。
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3.自信を持てない
日本の学校では、完璧を求める教育をしているので、細かいミスでもすぐ指摘されます。
英語についても同様で、これが結局、日本人が自信を持って喋れなくなる一番の原因になっているのです。
気持ちよく喋っていても、いちいち細かいことを指摘されると誰でもイヤになります。
まともな英語を喋る人の方が少ない
しかし考えてみると、世界には約80億の人が暮らしていますが、この内まともに(文法も発音も)英語を喋る人が何人いるでしょうか。
ざっと5億人くらいでしょう。逆にその他は同じ部類なのです。だから、私たちが話す相手も、確率的には圧倒的にその他の人たちなのです。
実際その他の人たちの英語は、ほとんどがその母語のなまりが強く反映されています。これは、普段から英語に接する機会が多いヨーロッパの人でも同じです。
つまり、所詮その他の人たちに話すのに細かいことを気にする必要はないのです。
その他の中でも特に堂々と英語を話すと言われる、インドやシンガポールの人たちは、それこそ他人に何を言われても意に介しません。
日本人なら一発で萎縮してしまうでしょうが、そこからまず変えていくべきでしょう。
相手も期待していない
日本人でもめちゃくちゃな日本語を喋る人がいるように、英語を母国語にしている人がみんな完璧な英語を喋るかというと、それは違います。
外国人も完璧な日本語を喋る人はほとんどいませんし、そうであれば英語を母国語にしていない日本人もそこそこでいいのです。
そもそも私たちに完璧な英語なんて誰も期待していません。
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日本にいてもペラペラになれる
上記の通り英語をマスターする方法はいろいろありますし、特に留学していなくてもペラペラの人はいるのです。
教材もYouTubeなどで無料でいくらでも勉強できます。昔に比べても格段に環境はいいのです。
あとは本人の気持ち次第です。