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百貨店は生き残れるのか

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三越伊勢丹3店閉店

先日三越伊勢丹グループ3店の閉店が発表されました。新潟、相模原、府中の3店です。つまり地方と首都圏の郊外です。

地方

地方の人口減は誰もが知るところで、各地方都市の百貨店が次々と閉鎖されています。

また、都市部でも少し郊外になれば人口減は同じであり、品揃えなどの面でもどうしても都心の店舗に負けてしまうので、百貨店で買い物をしたい人は都心に出てしまいます。

都心

都心はやはり便利さ、品揃えの豊富さに加えて、インバウンドの需要が後押ししているため、好調を維持しているようです。

しかしながら、そもそも百貨店で買い物をする人がどれだけいるのかということです。

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生活スタイル、消費行動が変化

高齢者

平日に都心の百貨店へ行ってもガラガラ、ということはよくあります。いても時間を持て余す高齢者ばかりという感じです。

残念ながら高齢者はそんなに買い物もしないでしょう。お金はあっても特に欲しいものもないのです。

若者

では若い者は、というと、若い者はそもそもお金がありません。そして消費するにしても百貨店においてあるようなものではなく、スマホやそれに関連する機器や通信費、ゲームなどに多くお金を使うのです。

もし百貨店においてあるものが欲しい場合でも、現物だけそこで確認して価格が安いネットで買うのです。

今の時代ネットで手に入らないものはありません。

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採寸も自宅でする時代

今リアルの店舗へ行く理由は何でしょうか?

・靴やスーツのようにサイズがカラダに合わないとそもそも使えないものが必要。

・画像だけでは実際の色や質感がわからないため、確認したい。

・店員さんとのやりとりや、雰囲気そのものが好き。

・百貨店で買い物することがイベントになっている。

などでしょう。

しかし今は自宅で採寸できる時代です。物質的なことだけをいうと、もはや百貨店を使う理由は限りなく少なくなったと言わざるを得ません。

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消費税が上がって、百貨店は万事休す

消費税の税率が19年10月に8%から10%に上がりました。

その際、食料品などの生活必需品が税率据え置きとなる一方で、百貨店に置いてあるような物は基本的に軽減税率の対象になる物はないでしょう。

そうなれば、通常の消費が大幅に落ちると言われてる中、百貨店の売上はさらに厳しいものになるのは確実です。

利益率、利益額の大きい高額品は駆け込み需要の後は相当長い期間にわたって落ち込むでしょう。

これは百貨店の経営を直撃します。さらに地方をはじめ多くの店舗が閉店に追い込まれるでしょう。

これからは、モノを売るというよりは、つい行きたくなるようなイベントなどを企画し集客を図らないと本当に未来はないでしょう。新しいビルや商業施設がオープンしたときに、大混雑するようなあの状況を常に創り出す必要があります。

消費税増税の影響で早くも悲惨な結果が

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